Documentation/Calc 関数/ENCODEURL
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Function name:
ENCODEURL
Category:
Text
Summary:
広範囲の文字を含むテキスト文字列を、インターネットURL(Uniform Resource Locator)内で許可されている文字のみを含む別の文字列に変換します。
ENCODEURL は、パーセントエンコーディングを使用して、 URL 内に表示される安全でない文字と予約文字をエンコードします。
ENCODEURL 関数は、入力文字列の構文と意味をチェックしません。また、空でない文字列を受け入れ、見つかった予約文字や安全でない文字をエンコードするだけです。この関数を使用すると、各国語のアルファベットの記号(アクセント記号付き文字、非ASCIIアルファベット、アジア言語の単語など)を含むテキストを、URL 標準の記号文字列に変換できます。
Syntax:
ENCODEURL(テキスト)
Returns:
エンコードされたテキスト文字列を返します。この文字列では、ハイフン-マイナス (Unicode U+002D) とアンダースコア (Unicode U+005F、ローラインとも呼ばれます) を除くすべての元の非英数字が、パーセント記号とそれに続く16進数に置き換えられています。
Arguments:
テキスト は、エンコードされる文字列を指定する(引用符で囲まれた)テキスト文字列、数値、またはこれらの型のいずれかを含むセルへの参照です。
- テキスト が空の文字列の場合、ENCODEURL は #VALUE!エラーを返します。
Additional details:
URL は、RFC 3986 - Uniform Resource Identifier (URI): Generic Syntax で定義されている US-ASCII 文字セットに属する限られた文字セットから構築されます。要約すると、次のようになります。
- 0~9 の数字
- 大文字の A-Z
- 小文字の a-z
- 少数の予約文字
URL エンコーディングは、URL 内の他の文字を、WebブラウザおよびWebサーバが認識できる形式に変換する方法です。このような文字は、パーセント記号 (%) および2文字の16進数値を使用してエンコードされます。URL エンコードは、パーセントをエスケープ文字として使用するため、パーセント エンコーディングとも呼ばれます。
URL エンコードに関する背景情報については、Wikipediaの Percent-encoding ページを参照してください。
Examples:
例 1
=ENCODEURL(A1)
セル A1 には文字列 "http://www.examples.com/search_for_examples?within=type2&sort_by=some_column_name" が含まれています。ここで、関数はセル A1 に文字列として保持されている(架空の)URLをエンコードし、安全でない文字や予約された文字を削除し、URLをパーセントエンコードに変換します。
結果
http%3A%2F%2Fwww%2Eexamples%2Ecom%2Fsearch_for_examples%3Fwithin%3Dtype2%26sort_by%3Dsome_column_name
例 2
=ENCODEURL("The Document Foundation")
関数はURLではないテキスト文字列をエンコードします。この文字列の中でエンコードする必要がある文字は、2つのスペースだけです。
結果: The%20Document%20Foundation
例 3
この使用例では、セルの言語が英語であることを前提としています。
=ENCODEURL(345.678)
関数は数値引数を文字列に変換し、ピリオド (.) をエンコードします。
結果: 345%2E678
例 4
=ENCODEURL(A1)
セル A1 にはロシア語のテキスト「автомобиль」が含まれています。ここで、関数はURLではないテキスト文字列をエンコードするため、文字列内のすべての文字をエンコードする必要があります。「автомобиль」はロシア語で「車」を意味します。
結果: %D0%B0%D0%B2%D1%82%D0%BE%D0%BC%D0%BE%D0%B1%D0%B8%D0%BB%D1%8C
例 5
=ENCODEURL(B1)
セル B1 には日本語のテキスト「車」が含まれています。ここで、関数はURLではないテキスト文字列をエンコードするため、文字列内の1文字をエンコードする必要があります。
結果: %E8%BB%8A
Related LibreOffice functions:
ODF standard:
なし。
Related (or similar) Excel functions:
ENCODEURL since v.2013.