Documentation/Calc 関数/IFERROR
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Function name:
IFERROR
Category:
Logical
Summary:
1 つの引数を評価し、エラーが見つからない場合は、その引数の値が返されます。 エラーが見つかった場合は、2 番目の引数が評価され、その値が返されます。
Syntax:
IFERROR(値; エラーの場合の値)
Returns:
戻り値として選択された引数に依存する型の値を返します。
Arguments:
値 はエラーがない場合に評価されて返される式、または 式を含むセルへの参照です。
エラーの場合の値 は 値 の評価中にエラーが検出された場合にのみ評価され返される式、または 式を含むセルへの参照です。
- IFERROR 関数は、値 がエラーではないと評価される場合、エラーの場合の値 を評価しません。たとえば、式
=IFERROR(23; 1/0)
は 23 を返します。1/0
は #DIV/0! エラーを生成すると予想される場合がありますが、この場合、除算は試行されません。
Additional details:
IFERROR 関数に固有の詳細
=IFERROR(X; Y)
は、意味的には =IF(ISERROR(X); Y; X)
と同じです。ただし、X
は一度しか計算されないため、前者の方が効率的です。
Calc の論理関数に関する一般事項
Calcでは、数値 0 (FALSE) と 1 (TRUE) を使用して論理値を表します。たとえば、既定の一般的な数値書式が設定されているセルに 1 と入力します。次に、メニューバーの
▸ を選択して セルの書式設定 ダイアログボックスを表示し、数値 タブの 分類 領域で ブール値 オプションを選択して、 ボタンをクリックします。数値 1 が TRUE と表示されていることに注意してください。数値 1 の表示に戻すには、このプロセスを繰り返したあと、ブール値 ではなく 数 を選択します。セルに論理値を入力するには、セルに TRUE またはFALSE (大文字と小文字を区別しない) を入力します。Calcは論理値を認識し、それを大文字で表示し、セルの書式設定の分類を ブール値 に変更します。
論理的な結果を生成するCalc関数は、0 または 1 のいずれかの数値を返します。このような論理関数を単純に呼び出す数式が、既定の一般的な数値書式を持つセルに含まれている場合、セルは ブール値 書式に切り替えられ、戻り値は FALSE または TRUE として表示されます。たとえば、=TRUE()
は値 1 を返し、これは TRUE として表示され、書式を 数値 書式に変更すると、数値 1 として表示されます。
論理結果をテストするCalc関数は、常にテストされる式を評価し、それが 0 に等しいかどうかをチェックします。値 0 は FALSE と見なされ、その他の値は TRUE と見なされます。たとえば、=NOT(0)
は TRUE を返し、=NOT(57.89)
は FALSE を返します。
Calc とは対照的に、Microsoft Excel には論理値用の別の型があります。論理値は数値ではありませんが、数値に変換される場合があります。互換性が必要な場合は注意してください。
Examples:
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | =1/0
|
|||
2 | "エラーが見つかりました" | |||
3 | 13 |
Formula | Description | Returns |
---|---|---|
=IFERROR(2; 5) | 最初の引数にはエラーがないため、この関数は 2 を返します。 | 2 |
=IFERROR(SQRT(−2); 23) | 最初の引数に 無効な引数 エラー (エラー:502) が含まれているため、2番目の引数の値が返されます。 | 23 |
=IFERROR(ASIN(45); 3/0) | 1 番目の引数に #NUM! エラーが含まれているため、2 番目の引数の値が返されます。ただし、2 番目の引数 には ゼロによる除算 エラーが含まれています。 | #DIV/0! |
=IFERROR(C1; C2) | 上のデータテーブルでは、セル C1 に #DIV/0! というエラーが発生するため、関数は 2 番目の引数の値を返します。 | "エラーが見つかりました" |
=IFERROR(C3; C2) | 最初の引数にはエラーが含まれていないため、関数はそのままの値を返します。 | 13 |
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